十島村から島外避難した住民の帰島が25日夜予定されていましたが、しけで今月28日に延期となりました。こうした中、久保村長は25日、悪石島と小宝島の住民への給付金について、1人最大5万円を支給すると明らかにしました。
先月からの群発地震で、十島村の悪石島と小宝島では、これまでにのべ70人が島外に避難しました。村は震度4以上の地震が5日間ないことを帰島の目安としていて、今月17日以降、観測されていません。
島外避難した住民のうち、希望者は順次、帰島しましたが、残る悪石島の5人と小宝島の4人が今夜の定期船で鹿児島港から島に帰る予定でした。しかし、しけで欠航となり、今月28日に延期となりました。
こうした中、久保村長は25日、悪石島の42世帯89人と、小宝島の36世帯66人を対象に、世帯主に5万円、それ以外の住民に1人2万円を一律で支給すると明らかにしました。
財源は、ふるさと納税の災害支援金で、現在、およそ400万円の支援金が寄せられています。
(十島村 久保源一郎村長)「日々の生活の糧にするなり、今後の生活のあてにするなり、考えて使ってほしいと思っている」
給付金の申請は25日から来月末まで郵送で受け付け、早くて来週から支給されます。