日本海側で記録的な少雨…平年の10%以下の地域も

降水量については、特に北・東・西日本の日本海側で前線や湿った空気の影響を受けにくく、記録的な少雨となっています。6月25日から7月24日までの降水量は、新潟では10.0ミリで平年比4%、山形では14.5ミリで平年比8%と極めて少ない状態です。
西日本でも広島で101.0ミリ(平年比33%)、松江で99.5ミリ(平年比38%)と平年の半分以下となっています。7月上旬の降水量は東日本日本海側で平年比6%、西日本日本海側で平年比3%と、1946年の統計開始以降、7月上旬として最も少ない記録となりました。
高温状態は今後も更に1か月程度続く見込みです。また、北・東・西日本の日本海側を中心とする降水量の少ない状態も、今後10日間程度継続すると予想されています。
これまでの少雨を解消するようなまとまった雨は当面見込めないため、水不足による農作物への影響や水資源の管理に十分な注意が必要です。
また、継続する高温による熱中症リスクも高まっているため、こまめな水分補給や暑さを避ける行動を心がけてください。
特に高齢者や子どもは熱中症になりやすいので、周囲の方の見守りも大切です。農作物や家畜の管理についても、水やりの工夫や暑さ対策を十分に行ってください。