現在、奄美地方に最も接近している台風7号。このあとの進路と、新たな台風にも注意が必要です。気象予報士の解説です。
24日から26日(土)・27日(日)にかけて2つの台風が県内へ接近しそうです。大雨高波暴風に警戒が必要です。
現在の雲の様子と気圧配置は、南の海上に7号、8号、9号の3つの台風があって、トリプル台風状態となっています。このうち7号と8号が県内へ影響を与えそうです。
台風7号は、現在暴風域はなく、風速15メートル以上の強風域が奄美地方と、そして十島村の一部にかかっています。台風が最も奄美地方に接近した状態です。
この後、台風は西よりに進みますが、速度が20キロとゆっくりで奄美市名瀬が強風域から抜けるのは25日の昼過ぎ、与論は26日の明け方となりそうです。
奄美地方は多いところで、雨は1時間に50ミリ。予想雨量は25日の夕方までに120ミリ。波も最大でうねりを伴って6メートル、風も最大瞬間風速30メートルの見込みです。
雨雲の様子は台風の最も外側の雨雲がかかっています。こういった強い雨雲がかかると、1時間に50ミリほどの非常に激しい雨の降るおそれがあります。
台風8号は、7号の後に接近しそうなんですが、北東方向へと進みそうです。
東シナ海の海面水温がそこまで高くないので、27日に県内へ接近する頃は熱帯低気圧へと勢力を落としそうですが、大雨には警戒が必要です。