新燃岳の噴火の影響が続く霧島。霧島市の一部では温泉の供給ができなくなっていましたが、24日までに再開しました。
自宅の蛇口から出てきた13日ぶりの温泉。
「ここで行水をしていたらお湯が出だした」
(Q.今夜が(入浴)初めて?)
「きょうが初めて」
霧島市霧島田口のこちらの住宅では、浴室に温泉を引いているため、風呂が使えなくなっていました。
22日取材した時には、水道水をためたバケツをひなたに置いて温め、体を流していましたが…
(Q.どうですか久しぶりの温泉は?)
「うれしい、ありがたい」
霧島市の霧島田口では、新燃岳の噴火で堆積した火山灰が川に流れて温泉の配管が破損し、今月10日から供給がストップしていました。
霧島市によりますと、配管が仮復旧し、24日までに全てのホテルや温泉施設、住宅あわせて264戸で温泉の供給が再開する見込みです。
霧島田口にある市の温泉施設「神乃湯」。地元を中心に1日80人から90人が利用していましたが、温泉の供給が止まリ、今月11日から休業していました。
(神之湯管理責任者 宇都幸雄さん)「毎日来る客もいる中で2週間辛抱していただき申し訳なかった。予定より早く再開できたということで一安心している」
「神之湯」ではお湯の濁りや温度を確認した上で、25日営業を再開する予定です。
これからの夏休み、書き入れ時を迎える旅館でも、温泉の再開に安どの声が聞かれました。
(料亭旅館・竹千代霧島別邸 中嶋雅利支配人)「8月から夏休みで忙しくなっていくので、しっかり対応したい」
断続的に噴火が続く新燃岳。火山灰の影響を受けながらも、日常を取り戻す動きが少しずつ広がっています。