子どもの頃の夏の思い出の一つ、お化け屋敷!血まみれの幽霊などが襲ってくる怖~いイメージですが、近頃は「怖い」ばかりではないようです。
RKK熊本放送の福居万里子アナウンサーが体験しました。
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お化け屋敷の主役といえば、怖い妖怪や幽霊。その恐ろしさに泣きだす子どもの姿は「夏の風物詩」です。
熊本市現代美術館で7月24日に始まったお化け屋敷でも…響きわたる悲鳴!しかし、その内容は?
演出を担当 池田美樹さん「呪いとか血まみれとか、そういう怖いのは一切なくて・・・」
確かによく見てみると、そこに並んでいるのは積み木やブロック、パズルにロボットに、ポーズを決める着せ替え人形。幼い頃に私たちが遊んだおもちゃたちです。

テーマは「こどもべやのひみつ」。みんながかつて遊んだおもちゃが、実は寂しがっている!?というものなのだとか。
それでもやっぱり、お化け屋敷!
カメラマン「おおお びっくりした」
私もつい、一緒に入った高校生を盾にしてしまいました。

このお化け屋敷を体験した、母親と小学6年生の親子の感想は?
体験した親子「怖かったです」「娘がびっくりしていて、その姿にびっくりしました。慌てて歩いて行ったので、そういう一面があるんだなと」
それでも、おもちゃたちからのメッセージはしっかりと届いていて…。
体験した親子「最近遊んでいないよね。おもちゃを忘れているんじゃないの?って。また思い出して遊びたいと思います」

演出を担当 池田美樹さん「存分に五感を使って叫んだり、笑ったり。びっくりするけれど、楽しくてうれしいお化け屋敷です」
熊本市現代美術館では恒例の「こどもおもしろおばけ屋敷」ですが、名前に「おもしろ」と加えたのは、2016年の熊本地震がきっかけです。
暗闇や物音に敏感になっていた子どもたちへの配慮から「単純に怖がらせたり、心の傷となるのが目的ではない」という思いを込めたといいます。
こどもおもしろおばけ屋敷『こどもべやのひみつ』は、8月3日までです。
「よい夏を~~・・・」