“コメづくり”にも影響が…

連日猛暑の続く新潟県。
24日には長岡市の水田でコシヒカリの“生育調査”が行われました。

これは、稲の生育状況を把握して適切な栽培管理を呼びかけるために、新潟県が県内15箇所の水田で、稲の長さや葉の色などのチェックを週1回ほどのペースで行っているものです。
7月の平均気温が平年よりも4℃高くなっているという長岡市では、猛暑の影響が稲の葉に出ていました。
【新潟県農業総合研究所作物研究センター 今井康貴 主任研究員】
「この10日間くらいで、かなり色が抜けてきているというか、淡くなってきている状況…」

栄養が足りずに、葉の色が薄くなっている稲があるというのです。

「実をつける時期に栄養が足りないと、コメは白くなってしまって、品質が悪くなる。品質が悪いコメは買値が安くなってしまうため、生産者にとってデメリット」
連日の猛暑の影響は、暑さに強いとされる新之助にもみられました。

「葉の色の計測値が、本当は30以上あれば安心なんですけど、28ですね。例年33とか34とかそれくらい今の時期あるはずなんですけど、今年はかなり下がってしまっている」


「今後も高温が予想されていますので、しっかり田んぼの稲の葉っぱを見ていただいて、葉の色が淡かったら追肥を」
新潟県は、25日に渇水情報連絡会を開き、対応を確認する方針です。
