長島町出身の戦没者らを追悼する式典が24日、長島町で開かれました。
長島町の戦没者追悼式は太平洋戦争などで犠牲になった716人を追悼しようと、毎年開かれています。ことしは遺族らおよそ50人が参列し、戦没者の冥福を祈りました。
(長島町 川添健町長)「戦没者の方々がかけがえのない命を持って示した戦争の悲惨さと平和の尊さを深く心に刻み、未来を担う次の時代に継承しなければならない」
追悼式には1944年5月、硫黄島で父親の淳さんを亡くした濵畑順一さんも遺族代表として参列しました。
(遺族 濵畑順一さん)「(父は)戦地で苦しみながら亡くなった。ほかの人にはこうした思いをさせたくない。どうして戦争が起きるのか、何が原因なのか、私たちには分からない。なんで戦争を起こさないといけないのか」
平和への願いを次の世代にもつないでいこうと、式には町内の中学生らも参列しました。