きょうも各地で危険な暑さを記録する中、エアコンなど夏物家電の販売がピークを迎えています。大手ディスカウントストアでは、すぐに使える「工事不要」の家電が人気で“在庫切れ”も出ています。

PPIH PB季節家電開発担当 今井潤さん
「つい1週間くらい前まで、ここに山のように積んであったんですが、いまもう在庫がこちらには2つしかない状態ですね」

夏物家電の販売のピークを迎えているという7月。

ドン・キホーテでは「スポットエアコン」が売り上げを伸ばしています。排気ノズルを窓枠に取り付けるだけで、大がかりな「設置工事」は不要。冷房以外に暖房・除湿・送風でも使うことができます。

北海道のある店舗では、きのう一日だけで75台購入され、予想外の売れ行きだといいます。

PPIH PB季節家電開発担当 今井潤さん
「ふたを開けてみたら、そういう状況だったので驚いています。エアコンの工事まで待っていられないのが正直なところだと。部屋の構造上、エアコンを設置できない部屋もあると思う」

さらに今年初めて販売を開始した、排気ノズル無しで置くだけの「スポットクーラー」はすでに在庫切れの事態となっています。


「扇風機が年数経ちすぎて、いつ壊れてもおかしくない。(熱中症は)家の中も危ないので」

日本電機工業会がきのう発表した6月のエアコン出荷額は、前の年より12.2%増え、3か月連続でプラス。

ドン・キホーテでは、風量にこだわった送風機など、商品の刷新にも力を入れていて、夏物家電全体で昨年度より15%増の売り上げを目指しています。