2000年に開かれた「九州・沖縄サミット」の開催から25周年を記念したシンポジウムが、名護市の万国津梁館で開かれました。

シンポジウムはサミット開催がもたらした観光・経済発展などの効果を再確認することなどを目的に開かれたもので、サミット誘致に尽力した稲嶺恵一元知事は、「各国の首脳と県民が触れ合う、県民参加型のサミットが実現できた」と振り返りました。

またトークセッションでは観光客の増加や国際会議の開催地としての認知度の高まりなど、九州沖縄サミットの開催が沖縄の魅力発信につながったとの声が上がりました。一方で、県民所得は全国でも低い水準にあるなど経済的な課題は解消されておらず、継続的な取り組みの必要性があるという指摘も出ていました。