長野県佐久市の80代女性が、警察官などを名乗る男らによる詐欺で、
現金合わせて6200万円をだまし取られました。
調べによりますと、今年2月中旬、佐久市の80代女性の携帯電話に、警察官や検察官を名乗る男らから「暴力団の事務所を捜索したところ、あなたの通帳が発見され、不審なお金の入金が見つかった」、「あなたは容疑者なので資金の流れを調査する必要がある」などと電話がありました。
さらに「毎日お金をおろして家で保管しておいてほしい」、「裁判所の許可を得て取りに行く」など言われ、4月上旬から下旬までの間に複数回にわたり、自宅敷地内に現金合わせて6200万円を置いて、だまし取られました。
女性が警察に相談し被害に気づいたということです。
警察は、事件の捜査名目で現金の提出を求めることはないなどとして、注意を呼びかけています。