長野県はコメの収量の減少につながる「いもち病」が多発するおそれがあるとして、県全域に注意報を出し、対策を呼びかけています。
県農業試験場によりますと、今年は、例年より早い6月下旬からイネの葉にいもち病がみられるようになりました。その後、7月中旬の調査で各地で感染が確認され、一部の水田では、発病する株の数が急増しているということです。

いもち病は、葉がぬれた状態が10時間以上続き、平均気温が15度から25度となるといった条件が重なった場合に出やすく、穂まで感染すると枯れたり実らなくなったりするということです。

県は、水田の見回りや薬剤などで防除するよう呼びかけています。