20日に投票が行われた参議院議員選挙青森県選挙区は立憲民主党の新人、福士珠美さんが初当選しました。県選出の国会議員数は立憲が自民を上回ります。
青森県選挙区は立憲民主党の新人、福士珠美さんが21万4000票あまりを獲得し、現職の滝沢求さんに1万6000票以上の差をつけて初当選を果たしました。


福士さんは政権批判の受け皿となり青森や弘前など大票田の市部で訴えを浸透させ、無党派層も取り込んで支持を広げました。
※当選 立憲・新 福士珠美氏
「とことん現場主義にこだわって、政治の場に現場感覚と生活実感をしっかり取り入れていきたい。国政でも働いていきます。本気で働きます」
一方、3期目の当選を目指した自民党の現職、滝沢求さんは26市町村でトップの得票となったものの市部では八戸、三沢、むつの3市にとどまり、票が伸び悩みました。
全国的に躍進した参政党の新人に保守層や無党派層を一部を飲み込まれ、広がりを欠きました。
※自民・現 滝沢求氏
「結果を出すことができませんでした。これは全て、候補者である私の責任でございます。選挙戦の結果をしっかりと受け止めて、県政発展のため、そして日本成長のために一緒になって取り組みを進めてまいりたい」。
県内では立憲が参議院2議席を独占し、県選出の国会議員数を4に伸ばし、自民の議員数を上回ります。
投票率は54.22%で前回3年前の参院選の49.49%を4.73ポイント上回りました。














