20日に投票が行われた参議院議員選挙で、長崎県選挙区では自民党・現職の古賀友一郎さんが3期目の当選を果たしました。
喜びから一夜明けた21日朝。

古賀さんは参議院の議席が与党で過半数割れとなったことへの危機感を口にしました。

当選した古賀友一郎氏「今こそ、我々自民党もしっかりと結束してこの難局を乗り越えて行かなければならない」

「万歳。万歳。」
過去最多に並ぶ6人が立候補し、物価高対策が主な争点となった今回の参院選。


自民党・現職の古賀さんは・物価高を上回る賃上げや・水素エネルギーの活用を訴え、国民民主党・新人の深堀さんにおよそ6万票の差を付け3期目の当選を果たしました。

古賀友一郎氏「賃上げが継続的に進んでいく経済社会を作らなければ、民間が投資をして収益を拡大し、賃上げ原資を確保できるようなそういった成長型経済を作っていこうということで水素というテーマで訴えさせて頂きました。」
一方、物価高対策として減税を訴えた深堀さんでしたが、あと一歩及びませんでした。

国民民主党・深堀浩氏「私の力不足意外何物でもない。とにかく今の政治を変えて欲しいという期待の声が多かったと思います。それが、自分の手で実行できないのが残念。」

県内の投票率は55.78%で、前回3年前より7.06ポイント上昇しました。
戦後の国政選挙で初めて3連休の中日が投票日となったため、投票率の低下が懸念されていましたが、この上昇について古賀さんは。
古賀氏「様々な不満をお持ちの方がたくさんいらっしゃる中での選挙戦であったがゆえに、投票率が上がったのではないかなと思います。投票いただけなかった方の思いも含めて取り組んでいきたい。」
古賀さんへの当選証書の授与は、今月24日に県庁で行われます。