7月19日(土)埼玉西武ライオンズ(パ4位)vs福岡ソフトバンクホークス(パ2位)/ベルーナドーム

オールスター前最後のカード・西武との3連戦、その初戦に臨んだ3連勝中のソフトバンクは、西武の先発・今井達也の前に、1回表・3回表と、満塁のチャンスを潰してしまう。

それでも、0対0の4回表、この回先頭の7番・川瀬がヒットで出塁、8番・海野はバントを決めて、得点圏に進めると、9番・牧原大成がタイムリー2ベース、3度目のチャンスでようやくソフトバンクが先制する。さらに、なおもチャンスで3番・中村晃がタイムリーを放ち、リードを2点に広げる。

一方、ソフトバンク先発は、防御率パ・リーグトップのモイネロ。さらにリーグ2位の奪三振数を誇るが、この日は6回までに奪った三振はゼロ、打たせて取るピッチングで西武打線を抑えていく。8回まで投げて1安打無失点と試合の流れを作ると…

2点リードの9回表、打線がモイネロを援護する。2アウトから1番・周東がヒットで出塁、すかさず、この日2つ目の盗塁を決める(今季25個目でパ・トップ楽天の小深田に並ぶ)2アウト2塁1塁とし、4番・近藤が2点タイムリー2ベース、4対0と突き放す。

9回表のマウンドにも上がったモイネロは先頭の8番・源田にヒットを許すが、落ちついて後続を抑え、試合終了。来日初の完封勝利でチームトップの8勝目、ホークスを4連勝に導いた。

(試合結果 ソフトバンク4-0西武)

●モイネロ投手のヒーローインタビューから抜粋
Qキャリア初完封での8勝目、おめでとうございます
「(流暢な日本語で)アリガトウゴザイマス!」

Qキャリア初の完封勝利をあげた今の思いは
「自分の結果もそうですけど、チームが勝てたことがすごく嬉しいので満足しています」

Qどんなところが良かったと
「きょうは全球種のコントロールが良かったのと、海野のリードもよかったですし、アナリストの方々としっかり話せたのも良かった」

Q前半戦の投球について
「前半戦すごくよかったし、後半戦もいい調子をこのまま続けていきたいですし、あとはケガ無く最後までやりたい」

Q日本語でファンにメッセージを
「皆さま、いつもいつもありがとうございます!(ファンから大きな歓声起こる)」

【モイネロ投手の成績】
9回/112球/2被安打/2奪三振/2四球/無失点