こうした中、参院選で与野党がこぞって打ち出すのが外国人に関する政策です。
「受け入れの規制」や「共生社会の実現」などを各党が掲げ、争点に急浮上しました。
注目を集めることになった「外国人政策」ですが、HBC選挙解説の宮本融教授は危機感を示します。

・HBC選挙解説 北海道文教大学 宮本融教授
「集まった大衆に一番受ける話、実際に受けた話を繰り返し言っている。政治的な論争をやっていると本質的な問題にたどり着く前に時間切れになる、やっぱり30年間日本が落ち続けている根本原因はその辺にあると思う」
特定技能の在留資格で働くロンさんらベトナム人14人を雇う建設会社「しずKTEC」。
社長の山中さんは外国人の労働力は必要不可欠だと言います。
・しずKTEC 山中和彦社長
「いまはもう欠かせないですね。日本人がいませんので。(日本人が)全然入ってこないので、やっぱり頼りにしてますねベトナム人は」
いま、外国人への規制を強化する主張が増えていることについてロンさんは。
・ベトナムから来日 ロンさん(33)
「いま日本の若い人いないから外国人いないといろいろ仕事できないと思う。できれば日本にずっと住んでいたいと思いますね」
「規制」か「共生」か、日本で暮らす外国人の暮らしも私たちの一票に託されています。