参院選と同じ20日に投開票が行われる宮崎県延岡市長選挙についてです。
延岡市長選挙に立候補しているのは、届け出順に、いずれも無所属・新人で元延岡市職員の三浦久知氏、元県議会議員の後藤哲朗氏、元市議会議員の吉本靖氏の3人です。
読谷山前市長が病気療養のため任期途中で辞職したことに伴う延岡市長選挙。候補者たちはどのような政策を訴えているのでしょうか。
(田尻怜也記者)
「延岡市長選挙の投票まで残りわずか。各陣営とも熱い選挙戦を展開しています」
三浦久知候補
(三浦久知候補)
「この延岡に育ってよかった、そう思える、今こそ未来への投資が必要なんです」
県職員と延岡市職員を経て、初めて選挙に立候補した三浦久知氏。42歳という若さをアピールしながら選挙戦を展開しています。
特に訴えているのは子育て支援の強化と地域経済の活性化。
市役所内の新たな組織として「こども未来部」を設置することや、地域商社の設立などを政策に掲げています。
(三浦久知候補)
「市民の皆様がわくわく、『これからの延岡どうなっていくんだろう』、そんな夢を持てる延岡にしたいと思います。そのためには、市民の皆様と市役所、この二者が共感しながら前に未来に進んでいく、そういった形にしなければならないと思っています」
後藤哲朗候補
(後藤哲朗候補)
「チームワークで街づくり、チームワークで延岡づくりをモットーといたします」
延岡市議会議員を経て、県議会議員の3期目で市長選への出馬を決めた後藤哲朗氏。
選挙戦では、国や県との連携の重要性を訴えながら、対話と協調の市政運営を目指すとしています。
また、県立延岡病院を核とした地域医療の充実や、国道10号の4車線化などの政策を掲げています。
(後藤哲朗候補)
「一番は暮らしを守る。物価高騰・燃油高騰を含め、足元の課題、子育て支援であるとか高齢者福祉の支援であるとか、大きな事業は事業でいいが、とにかく今は足元の生活支援という課題を解決していくことが一番」
吉本靖候補
(吉本靖候補)
「読谷山市長の『市民が主役の市政』を絶対に、絶対に引き継いで頑張っていく」
延岡市議会議員3期目で市長選へ立候補した吉本靖氏。
「読谷山市政の継承」を前面に掲げています。
政策では新産業団地やデジタル団地の整備などを通じた経済の底上げ・所得アップの実現、再来年の国スポ・障スポに向けたアスリートタウンの再構築などを訴えています。
(吉本靖候補)
「安心で安全な、季節感をゆっくり考えられるような素晴らしいまちにしたいと思います。延岡市だけでなく、県北全体が地域活性化、経済が浮揚するような地域にしていきたいと思っております」
前市長の辞職表明から投票日まで2か月たらずという短期決戦となった延岡市長選。
市民は、延岡の未来を誰にたくすのか。
投票は20日です。
※MRTテレビ「Check!」7月18日(金)放送分から