熊本県上天草市は、DV被害者の引っ越し先が記載された書類を加害者側に誤って交付していたと明らかにしました。

上天草市によりますと、市は2025年3月、DVの被害者から「加害者に引っ越し先の住所を知らせないようにする」申し出を受けていましたが、担当者が登録の手続きを忘れていたということです。

その結果、後日、加害者側から被害者の引っ越し先が記載された書類の請求があった際に、市は誤って交付していました。

被害者側から市への連絡で発覚し、市はその日のうちに警察に連絡していて、新たな被害は確認されていません。

上天草市の堀江隆臣市長は「申請者に対して誠意をもって対応する」としています。