警察庁はきょう(17日)、特定の身代金要求型のランサムウェアによって暗号化されたデータを復元するツールを世界で初めて開発したと発表しました。
身代金要求型のランサムウェア「Phobos」や「8Base」をめぐっては、2018年以降、22か国で少なくとも2000件の被害が確認されています。
この2つのランサムウェアによって暗号化されたデータの「復元ツール」を警察庁サイバー特別捜査部が世界で初めて開発したと、きょう発表しました。
警察庁によりますと、開発に至るきっかけは、おととし12月のダークウェブ上でランサムウェアを生成するプログラムの発見でした。警察庁はプログラムを分析し、この時点で復元の仕組みを把握したということです。
そして、去年、アメリカのFBI=連邦捜査局が「Phobos」の運営者を摘発し、押収したパソコンから犯行グループが管理するシステムデータを入手。警察庁がこのシステムデータを分析したところ、復元に必要な「パスワード」を見つけ、今年5月に開発に至ったということです。
「復元ツール」は、FBIやユーロポール=ヨーロッパ刑事警察機構でもすでに実証され、暗号化の段階でデータが破損されない限り、基本的には100%の確率で復号できるということです。
警察庁は「世界中の被害企業の被害回復が可能となるよう、活用を促すため情報発信をした」として、きょう(17日)から警察庁のホームページ上で無料でのダウンロードが可能となります。
注目の記事
自分の名前も住所も思い出せない…身元不明の男女は“夫婦”か 2人とも“記憶喪失”状態 愛知・岡崎市が情報提供呼びかけ 「生まれは西三河」「長く関東で生活」と話す

クマ出没の画像、本当?嘘?見破れますか?フェイクニュースは“10年で100万倍増”騙されないコツを専門家に聞いた【AI×SNS 防災アップデート】

「本当は命を失う場所ではなかった」津波にのまれた指定避難所…震災を知らない大学生が被災地で辿る“後悔と教訓”の15年

【「公立いじめ」との声も】授業料無償化先駆けた大阪のいま…公立高校の約4割が定員割れ『私立有利・公立不利』の状況は“負のスパイラル”生む懸念【教育アドバイザー・清水章弘さん解説】

「私たち家族の楽しい思い出はすべて消え、苦しみや悲しみに変わった」娘を事故で失った小学校の元校長が訴える“命の尊さ” 修学旅行の引率中に「美果が交通事故で死んだ」と連絡が【第1話】

家族が死刑囚になったーー「殺人鬼の家族と呼ばれようとも」 残された両親と弟、過酷な現実の中で今も生き続ける









