連日、熱戦が続く高校野球夏の鹿児島県大会は、きょう17日までが2回戦。鹿屋農業対屋久島では、負傷中のエースがマウンドに立ち続けました。
市民球場の第1試合は、3年ぶりの3回戦進出を狙う鹿屋農業と、選手9人で試合に臨んだ屋久島。
屋久島は初回、2アウト2・3塁とチャンスを作りますが、後続がつながらず、先制とはなりません。
屋久島の先発は3年生エース・眞邉。大会前に左足首のじん帯を痛め、けがをおしながらの登板になりましたが、「痛みを忘れるくらい思い切り腕を振った」と気迫のピッチングをみせ、初回を三者凡退に抑えます。
しかし、続く2回ウラ。6番・川枝にヒットを許すと、続く清水がレフトオーバーのタイムリーヒット。鹿屋農業は先制すると、その後もコンスタントに点を加え、6回が終わって6対0。
あと1点でコールドゲームとなるなか迎えた、7回ウラ。この回も眞邉がマウンドに上がります。
(屋久島3年・眞邉悠也選手)「試合の前から足が痛くて、でも、自分が投げないといけないと思って」
アウトを一つ奪いますが、なおも一打コールドのピンチ。眞邉が投じたこの夏の308球目。最後まで1人で投げぬくも、屋久島が0対7で敗れました。
(屋久島3年・眞邉悠也選手)「9人でギリギリで、1人でも倒れたらだめな状況だったが、9人一丸となって戦えたので良かった」
鹿屋農業、樟南、出水商業、れいめいが3回戦進出を決めました。
【平和リース球場】
樟南4-0松陽
出水商業6-5加世田
【鴨池市民球場】
鹿屋農業7x-0屋久島(7回コールド)
れいめい4-0頴娃