今年4月、甲府市の東京電力の事務所の一部に火をつけたとされる男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

建造物損壊などの罪に問われているのは甲府市に住む飲食店経営者で、スリランカ国籍のコタポラゲ・チャノル・ラキシャン・ジャサンタ被告32歳です。

起訴状によりますと被告は今年4月、東京電力パワーグリッドの甲府事務所に軽油をひたした複数の布にライターで火を点けて外壁を焦がし、電子レンジを正面玄関に投げつけてガラス扉を割ったなどとされます。
17日に甲府地裁で開かれた初公判で、被告は起訴内容を認めました。

検察側は被告が去年開業した飲食店の電気の支払いを滞納し、東京電力が送電を停止したことに腹を立て「燃やしてなくしてやろう」と思い犯行に及んだと指摘しました。
次の裁判は9月8日に開かれる予定です。