参議院選挙の投開票は20日ですが、それまでに報道各社は「情勢報道」を出しています。この情勢報道は、選挙戦終盤の有権者の投票心理に影響するのでしょうか?
街の人「影響は出るんじゃないかなとは思う」「あるとは思う。自分も行った方がいいかなっていう気持ちにもなると思う、まず投票会場に行くきっかけにはなるんじゃないかなと」
選挙の争点や候補者ごとの優勢、劣勢を判断するために、報道機関が行う情勢調査。投票所の前で実際に投票した有権者に聞き込みを行う出口調査や、ランダムに電話をかけて行う電話調査など、様々な手法で事前に有権者の意向を分析します。

街の人「私は少ない方に入れちゃいたくなる」「劣勢なとこ応援したくなっちゃう人もいるかな」「やっぱ影響受けんことはない、ちょっと考え方変わったりすることもあるから」
情勢報道が自分たちの投票心理に影響を与えていると感じる有権者が多くいた中で、かたくなに決めているという意見もあります。
街の人「(自分は)一回決めた候補者の人に投票する、どう報道されても」
果たして、情勢報道は有権者の投票心理に影響を与えるのでしょうか?専門家に聞いてみると、2つの「効果」があるといいます。
金沢大学・岡田浩教授「2つあって、この人優勢だという風に報道されると票が集まるバンドワゴン効果、勝ち馬効果と言われるものがひとつ。もうひとつは同情票だったり支持者が大変だというので投票に行ったりして劣勢だと報道された方が票が集まる。という逆の説もある。バンドワゴン効果とアンダードッグ効果」