福岡市天神の公園に「警固界隈」と呼ばれる居場所のない若者たちが集まり、犯罪などに巻き込まれるケースが相次いでいます。

こうした若者たちを支援するため、福岡市では17日、警察や専門家たちが対策を協議しました。

17日、福岡市博多区で開かれた協議会の初会合には、警察や専門家、NPOの職員などおよそ30人が参加しました。

協議会が設置された目的は、「警固界隈」と呼ばれる若者たちの支援です。

福岡市天神の警固公園には、虐待や貧困などを理由に居場所のない若者が多く集まり、犯罪やトラブルに巻き込まれるケースが相次いでいます。

補導や見回りなど、現在実施されている取り組みを共有したうえで、必要な支援策などについて協議しました。

福岡県警少年課 島崎浩一 次席
「今までは横連携ができていない部分がありましたのでそれぞれが得意分野を活かし、情報共有して子どもたちの支援に繋げていきたい」

今後、3か月ごとに協議会を開催し、支援体制や取り組みを強化することにしています。