医療の環境は地域の大きな課題で、県立木曽病院は来年度から小児科医は非常勤のみに、また分娩も休止となる見通しです。

町内に住む手塚良太さんも「きそびと会議」のメンバー。
父が興した精密機器部品の会社を7年前に継いだ後、後継者不足に悩む地元の企業も引き継ぐなどして、住宅設備やクリーニング業も手掛けるようになりました。


きそびと会議のメンバー 手塚良太さん:「地域、地域に人が住み続けていかないと、日本の未来が守られないと思っている。とにかく過疎に負けない、都会に負けない気持ちでやっています」

そして、旧中山道の福島宿で来月から、初めての飲食業にも挑戦します。
業者の撤退で空いたままになっていた古民家を活用。
料理を入れる箱には木曽らしい木工製品を利用したり、地元の作家が手がけた器もできるだけ使う予定です。
地域の食材にもこだわり、観光客だけでなく地元の人にも木曽の魅力を伝えたいと願っています。


きそびと会議のメンバー 手塚良太さん:「豊かな自然と歴史と文化といろんなものがある。そこを生かしながら発信していけばもっとこの地域が輝いていくと思う」