17日から高知県内の量販店で働く外国人技能実習生に、日本の交通ルールを知ってもらおうと、自転車の正しい乗り方などを教える交通安全教室が開かれました。
交通安全教室に参加したのは、17日から県内のサニーマートで働く、ベトナムからの外国人技能実習生14人です。サニーマートでは、すでにおよそ120人の外国人実習生が働いていて、これまでも実習生に日本の交通ルールを正しく理解してもらうための交通安全教室を開いてきました。
今回は、より“リアルな体験”を通して交通ルールを知ってもらおうと、初めて「自転車シミュレーター」を使用。実習生は、シミュレーターの体験を通して、「道路のどこを自転車が走れるのか」や「後方確認が重要なこと」などを、時折苦戦しながらも真剣な表情で学んでいました。
◆参加した実習生
「この勉強をして役に立つと思います。自分が自転車に乗るときに、いろいろな事故を防ぐため勉強になりました。決められたラインを通行する、歩行者を優先する、『止まれ』などの標識があるところは止まる、信号機を見ることを気を付けます」
◆高知警察署 松倉由典 交通課長
「日本の交通ルールと外国の交通ルールは根本的に違いますので、正しく日本の交通ルールを理解した上で、自転車の利用をしていただきたいと思います」
高知県警は「これからも外国人向けの交通安全の啓発活動を続けたい」としています。