大分県内で水ぼうそうの患者が先週から急増し、今後、流行のおそれがあるとして県は6年ぶりに注意報を発表しました。

水ぼうそうは子どもがかかりやすいウイルス性の感染症で、発熱や全身にかゆみを伴う発しんが出るのが特徴です。

7月13日までの1週間、県内1医療機関あたりの患者数は1.39人と前の週から3.56倍に増加しています。県は今後、県内で流行するおそれがあるとして、6年ぶりに注意報を発令しました。

保健所別では、東部が3.71人と最も多く、大分市と中部でも注意報基準の1人を上回っています。

水ぼうそうはワクチンが有効な対策として県は予防接種を勧めています。また、感染症別では、リンゴ病の警報が続いているほか、百日咳やヘルパンギーナの患者数も増えています。

県は夏休みに向けて、手洗い・うがいなど基本的な感染症対策を呼びかけています。