7月20日に投票と開票が行われる参議院議員選挙。

初めて投票に行く人からは「投票ってどうすれば良いかわからない」「失敗しないか不安」といった声もあります。

まだ間に合います!「参院選のこと」あれこれ

<目次>
第1回【そもそも参議院って? 議員はどう決めるの? 比例代表って?】
第2回【比例復活がない? 忙しい人は期日前! 投票所って緊張する!?】
▼第3回【投票所で…写真や動画を撮るのは? ボールペンを持ち込むのは? 誰かに相談してもいい?】
第4回【選挙当日のSNSに注意! 当確ってどう出すの? 票の書き換えはできる?】

誰に投票して良いか分からない…

参院選を含む国政選挙では、候補者や政党の主張をまとめた「選挙公報」が発行されます。選挙公報はそれぞれの家に配られますが、都道府県がホームページで掲載するケースもあるので、その中から自分の考えと少しでも近い候補を選ぶ方法もあります。

また、報道機関などが実施して回答を公開している「候補者アンケート」のほか、候補者の回答と同じアンケートに答えることで候補者や政党と考え方がどのくらい一致しているのかがわかる「ボートマッチ」などもあります。

一方、候補者や政党などが配っているビラ(印刷物)やホームページやSNSなどを見て政策などを見比べることもできます。

投票所で親に電話をして、誰に投票したら良いか聞いてもいい?

投票所で通話などをすると、投票所の人に止められる可能性があります。

公職選挙法では、他人の投票に干渉したり、投票の秘密を損なう行為は禁止されていて、「誰かの指示を受けて投票しているのではないか」との誤解を呼びかねません。

同じように、一緒に行った友達や家族が投票用紙に書き込む様子をのぞき込んだり、投票所で「〇〇候補がいいよ」などと勧めることや、手続きを踏まずに代わりに投票用紙に候補者名などを書いたりすることもできません。

誰に投票するかは最後は自分で決めることなので、投票所に行く前にじっくり候補者などを選んで決めるとスムーズに投票できます。