7月20日に投票と開票が行われる参議院議員選挙

初めて投票に行く人からは「投票ってどうすれば良いかわからない」「失敗しないか不安」といった声もあります。

まだ間に合います!「参院選のこと」あれこれ

<目次>
第1回【そもそも参議院って? 議員はどう決めるの? 比例代表って?】
▼第2回【比例復活がない? 忙しい人は期日前! 投票所って緊張する!?】
第3回【投票所で…写真や動画を撮るのは? ボールペンを持ち込むのは? 誰かに相談してもいい?】
第4回【選挙当日のSNSに注意! 当確ってどう出すの? 票の書き換えはできる?】

参院選で「比例復活」はない?

比例代表の仕組みは、衆議院議員を決める衆議院議員選挙にもあります。ただ、参院選と衆院選ではいくつかの点で異なります。

参院選の比例代表の場合は、
・選挙区は全国で一つ
・「非拘束名簿式」
・候補者名か政党名のどちらかで投票
・選挙区と比例代表には同時に立候補できない

一方で、衆院選の比例代表の場合は、
・選挙区は全国で11のブロックごと
・「拘束名簿式」
・政党名で投票
・選挙区と比例代表の両方同時に立候補できる
といった違いがあります。

衆院選の場合は全国を300の地域に分けた「小選挙区」から300人を選び、比例代表から180人を選びますが、両方に立候補して、小選挙区では落選したものの、当選した人との差が小さい場合は、比例代表で当選することがあり、これを「比例復活」と呼ぶことがあります。

ただ、参院選の場合は、両方に立候補することができないため、選挙区で落選すると「比例復活」はありません。

期日前投票ってなに?

今回の参院選は7月20日が投開票日ですが、当日に仕事や旅行などの用事がある人は、投票日の前に投票ができます。

投票する場所は多くの場合、20日に投票する場所と異なるので、住んでいる市区町村のホームページなどを見て確認してください。

なお期日前投票をした人は、投票の権利を使ったことになるので投票日に改めて投票することはできません。