終戦から80年を迎え、大分県中津市で市民が寄贈した戦争に関する資料を展示する企画展が開催されています。
企画展「戦後80年戦争の記憶」は中津市歴史博物館で開催されています。会場には、記者として日中戦争に従軍した男性が撮影した写真や、学徒動員で市内の製糸工場で働いていた女学生の日記など、およそ60点が展示されています。
また、中津北高校の生徒が戦争体験者の手記を朗読した映像も上映されていて、日常に戦争の影響が及んでいく様子がわかりやすく解説されています。

(中津市歴史博物館学芸員・衞藤美紀さん)「改めて戦争の悲惨さや平和の尊さについて学んでいただくために、中津市に残された戦争資料が多くありますので、そちらを展示して、また考えていただいたらと思い展示しています」
この企画展は、9月15日まで開催されています。