連日、熱い戦いが続いている高校野球夏の県大会。きょう15日は、連合チームが3回戦進出を目指して戦いました。

単独では部員が足りない高校同士が手を組む、連合チーム。(鶴翔・薩摩中央・串木野・川辺・古仁屋)

一校あたりの部員は多くて4人。古仁屋高校は部員1人です。

(古仁屋高校3年 川崎良徳選手)「一緒にやってくれる仲間や、励ましあうことがないので、辛い思いをしたこともあった」

初回、国分はノーアウト3塁から、2番堀田。鮮やかなタイムリーヒットで先制します。

そのウラ、連合は橋本が出塁。得点圏に進むと、山口。すぐさま同点に追いつきます。

しかし国分は、4回表。連打で一挙6得点と点差を広げます。

反撃したい連合は6回ウラ、山口が出塁。台場が続き、満塁のチャンスに古仁屋の川崎がバッターボックスへ。

(古仁屋高校3年 川崎良徳選手)「古仁屋高校野球部の歴史は、ここで終わるかもしれないが、続けてこれたのは、周りの人、先輩方のおかげなので、感謝しながら打席に立った」

反撃叶わず、7回コールドで、国分が3回戦進出を決めました。

(古仁屋高校3年 川崎良徳選手)「野球をしてこなかったら見ず知らずの他人だったが、記憶に残る貴重な経験でした」

白球を追いかけたその先で。5校のユニフォームが生んだ、1つの絆がありました。

きょうの4試合の結果です。

【試合結果】
◆平和リース球場
国分13ー3鶴翔・薩摩中央・串木野・川辺・古仁屋(7回コールド)
加治木6xー3指宿商

◆鴨池市民球場
鹿児島玉龍5xー3大島
鹿児島工7ー6鹿児島(延長12回タイブレーク)

あすも2回戦4試合が行われます。