福島県いわき市の70代の女性が、警察官を名乗る男などからの電話を信じ、1930万円をだまし取られる被害にあいました。
警察によりますと、5月8日ごろ、女性の携帯電話に、警察官などを名乗る男らから電話があり、「人からお金をだまし取りましたよね。だまし取られた人がそう言っているんです」「警察に捕まって裁判になるかもしれませんよ。お金を支払えば捕まりませんよ」などと言われたということです。
さらに、後日、警察官を名乗る男らから電話があり、信じた女性は、コンビニで30万円相当の電子マネーを購入し、番号を教えた上、指定された複数の銀行口座に、言われるまま合計1900万円を振り込み送金をして、総額1930万円をだまし取られました。
その後、女性が金融機関に手続きに訪れた際、女性の言動に不審な点を感じた金融機関の職員が警察に通報し、詐欺被害が発覚しました。
警察では、「警察官が金銭を要求することはないこと」や「身に覚えがない不審な電話やメールは詐欺を疑うこと」など、注意を呼びかけています。