心臓の治療のため、東大病院に入院中の上皇さまを上皇后美智子さまが見舞われました。

上皇后さまは午前11時半ごろ、心臓の投薬治療のため、きのうから入院中の上皇さまを見舞うため、東大病院を訪問されました。

上皇さまは現在91歳で、今年5月、運動の負荷が一定以上かかると心臓の筋肉に血液を十分に送ることができなくなる「無症候性心筋虚血」と診断されていました。上皇さまに痛みなどの自覚症状はないということです。

「ご体調おつらいだろうなと、心配な気持ちになりました。また、お元気な姿を拝見したい」
「早く良くなっていただくことを今は祈ることしかできない。お元気になられたら、我々に姿をお見せいただけると嬉しいな」

宮内庁によりますと、今回は心臓の負荷をやわらげる新たな薬が投与されますが、不整脈などの副作用が出ないように様子を見ながら薬の量を調整する予定です。退院の時期は未定だとしています。

上皇后さまは5月に上皇さまが入院された際には病院を毎日訪問し、見舞われていました。