熊本県天草市の住宅から砲弾のようなものがみつかり、15日朝に自衛隊が調べた結果、実弾であることが明らかになりました。

14日午後2時ごろ、天草市御所浦町で、ごみの廃棄を依頼された業者が「処理を頼まれて困っている」と、砲弾のようなものを自ら運転する車に載せ、近くの駐在所に届け出ました。

警察によりますと、住宅の倉庫から見つかった砲弾のようなものは2つで、長さ約24センチ、直径は7.5センチ程の金属製です。

住人の話では、すでに亡くなった父親が管理していて、1965年ごろから自宅にあったことには気が付いていたということです。

午前9時ごろから自衛隊が現場で調べたところ、信管付きの旧日本軍製の実弾であることがわかりました。

爆発の危険性はないと判断されたため、後日、安全な場所で処理するとしています。

現場周辺の規制や周辺住民の避難の誘導は行っていません。