15日未明、北海道襟裳岬付近に台風5号が上陸しました。北海道に台風が上陸するのは9年ぶりです。

15日午前2時ごろに上陸した台風5号の影響で、北海道内には一時、暴風警報が発令し、釧路市では倒木などが発生しました。

《全国の週間予報と最新の雨シミュレーション》

釧路市内(15日朝)

 

釧路市内(15日朝)

 JR根室線では始発から普通列車が運休したほか、豊頃駅付近の倒木の影響で停電が発生し、特急2本が始発から全区間で運休し、現在も遅れが出ています。

台風5号は、オホーツク海に抜け、午前9時ごろに温帯低気圧に変わりましたが、引き続き、高波などに注意が必要です。


◆台風第5号に関する情報(7月15日午前10時36分 気象庁発表)

北日本では15日は、高波に警戒してください。また、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

[気象概況]
台風第5号は、15日午前9時に温帯低気圧に変わり、オホーツク海を北北東へ進んでいます。

台風から変わった低気圧は遠ざかりますが、太平洋高気圧が日本付近に張り出してきているため、日本の東では気圧の傾きが大きくなっています。

[風の予想]
北日本では15日は、引き続き強い風が吹く所があるでしょう。
15日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
・北海道地方…18メートル (30メートル)
 
[波の予想]
北日本では15日は、うねりを伴い大しけとなる所があるでしょう。
15日に予想される波の高さ
・北海道地方…6メートル うねりを伴う
・東北地方…5メートル うねりを伴う

北日本では、その後16日もうねりを伴ってしける所があるでしょう。

[雨の予想]
北日本では15日は、雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所があるでしょう。
 
[防災事項]
北日本では、15日は引き続き高波に警戒してください。また、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。