暑い夏、駐車した車に乗り込むとまるでサウナのような暑さに驚いた経験はありませんか?車内の温度は50℃以上にも上昇することがあり、シートやシートベルトの金具は触れないほど熱くなります。そんな夏場の車内温度を効率よく下げるコツと、暑さ対策に役立つ便利なアイテムをご紹介します。
専門家が教える効率的な車内冷却法
(JAF宮崎支部推進課 三善博昭さん)
「暑い時期ですので、JAFでもいくつか実験をして、一番効率が良かったのはエアコンを付けて窓を全開にして走り出すというのが効率よくなっています」

真夏の駐車後、車内の熱を効率よく下げるポイントは「外気導入」と「内気循環」の使い分けにあります。
まず、5分ほど窓を開けて外気を取り入れ、車内に溜まった熱を逃がします。
その後、窓を閉めて内気循環に切り替えることで冷えた空気が車内を効率的に冷やしてくれます。

三善さんによると、何も対策をしないと駐車後の車内温度は最高で50度以上まで上昇することがあります。
JAFが気温35度の環境で行った実験では、車内温度が危険な水準まで上昇する様子が記録されました。

「シートの表面やシートベルトの金具も非常に熱くなりやすいので、お子さんがいる方はチャイルドシートも非常に熱くなります。お子さんのやけどに注意が必要です」と三善さんは警告しています。