鹿児島県ナンバーワンを決める、陸上の県選手権がきのう13日まで開かれ、インターハイを目前に控える高校生が活躍しました。

男子ジュニアAの100mには、明桜館高校2年・安田夢雄生選手が出場。南九州高校総体を大会新記録で制した逸材です。中盤にかけて加速すると、伸びのあるフォームで駆け抜け10秒33。大会新記録を樹立しました。
(明桜館高校2年 安田夢雄生選手)「インターハイで決勝に残って、そこで戦えるように。来年は日本一をしっかり目指せるように頑張る」

女子やり投げには、南九州チャンピオンの鹿児島商業高校2年・德田仁琴選手が出場。南九州総体以降、飛距離を出すため走る練習を増やすなど、フォームの改善に取り組んでいます。
(鹿児島商業高校2年 德田仁琴選手)「南九州大会の記録を超えられなかったので、インターハイで超えられるように、もう少し改善が必要だと感じた」
この日は2位で競技を終えました。
(鹿児島商業高校2年 德田仁琴選手)「インターハイは自己ベストを更新して、予選を突破したい」

女子ジュニア300mハードルには、400mハードルで全国ランキング3位、鹿児島女子高校2年・楠田ゆうな選手が出場。前半からリズムよくハードルを越え、県高校記録を更新しました。
(鹿児島女子高校2年 楠田ゆうな選手)「率直に安心している。自分のレースをしっかりして、目標が41秒9だったのでクリアできた。インターハイで戦えるようにしたい」

男子ジュニア300mハードルでは、南九州総体で表彰台を独占した3人が出場。鹿児島高校3年・平松希叶選手が大会新記録で勝ちきりました。
走り高跳びに出場したのは、去年、13年ぶりに県高校記録を更新した鹿児島南高校3年・畝地雄大選手。
今季は、県・南九州で優勝するも、自己記録からは遠ざかっていて、インターハイに向け調子を上げたいところ。

全国ランキング2位に躍り出る2m13cm。インターハイに弾みをつけました。
(鹿児島南高校3年 畝地雄大選手)「今シーズン始まって、県総体も南九州も全部悪くて、やっと自分の跳躍が出せてきた。今年、2m20cm以上を跳んで、高校新記録にも近づきたい」
陸上競技のインターハイは、今月25日開幕です。