岡山市内で路面電車を運行する岡山電気軌道はきょう(14日)運賃の最高額を現在より最大で40円高い160円に変更する申請(上限運賃変更認可申請)を国土交通省に提出しました。認められれば、路面電車の運賃は今年10月1日から均一160円になります。

現在の路面電車の大人運賃は、岡山駅前から県庁通り、または郵便局前までの区間が120円、それ以外が140円となっています。変更案では、その両方を160円とし、柳川電停で東山線と清輝橋線を乗り継ぐ際に追加運賃を必要としない乗換制を導入するということです。路面電車の運賃変更は2022年以来3年ぶりです。

理由について岡山電気軌道は、JR岡山駅への乗り入れに伴う線路などの工事費が
近年の原材料高騰により増加したことや、人手不足解消のための人件費増加に対応するためなどとしています。