「更年期障害」の症状は?

では、体には、どのような症状が現れるのでしょうか?

(山口先生)
「女性ホルモンが足りないときの最も典型的な症状は、通常、「ホットフラッシュ」と言われている症状です。
これはどういう症状かというと、急に暑くなって汗が出て、かと思うとすぐに、今度は血の気が引くような感じで急に寒くなるというような症状になります」

他にも、動悸などの自律神経症状ですとか、体の痛み、イライラなどの精神症状があり、日によって症状が変わるなど、個人差が大きいのも特徴です。

宮崎大学医学部付属病院産婦人科 山口昌俊先生

(山口先生)
「重要なことは、これらの症状は、通常、『不定愁訴』と説明します。
『不定愁訴』というのは、症状あるのですが、検査をしてみても、何か異常値があるというものではないということです。
その症状が女性ホルモンの低下が原因か判断するのが非常に難しいということになります」

宮崎大学医学部付属病院産婦人科 山口昌俊先生

(川野AN)
「女性ホルモンの関係もあるのですが、子供の受験、親の介護なども重なって・・・という年頃でもあるということなんです」
(藤島由芽アナウンサー:以下、藤島AN)
「年齢を重ねていく中で、もう仕方のない体の変化っていう部分もあるということでしょうね」
(川野AN)
「とにかく個人差があるこの更年期障害なのですが、街の皆さんはどのような状況なのか、伺ってきました」

街を行く女性に聞いてみました

<質問>「どのような症状がありましたか?」

(女性①)
「(更年期)真っただ中。顔が熱くなったりとか、急に寒くなったりとか、そんな感じ。あとはもうやっぱりイライラしたりとかあります」
(女性②)
「ありました。40代だった。、頭が重い、肩がこる、体がだるい」
(女性③)
「いつ汗が出るかがわからなくて、それが人前とか、何か大事なときとかにもあるので、ちょっと恥ずかしいというのとかありました」
(女性④)
「朝、スパっと起きられなくて、起きられないと気分がどんよりして、全部放棄したくなるんですよ。食事を作るのも嫌、洗濯するのも嫌みたいな、毎日のことなので、それが一番なんかつらかったです。」


(川野AN)
「昼下がりのデパート前、皆さん優しい顔で歩いてらっしゃるので、更年期障害に苦しんだことは全然ないのかと思いきや、伺ってみると、結構皆さんいろんな経験があったということです」