およそ3年の試行錯誤の末に今年、誕生した鹿部の新名物が、「タラスミ」です。

参考にしたのは、高級珍味で知られる、ボラの卵巣を塩漬けして干した「カラスミ」。
そう、タラスミとは、常温保存可能な「カラスミ風珍味」に仕上げた「たらこ」なのです!
「タラスミ」は、ひと腹が大きくて規格外となる「ババコ」と呼ばれるたらこを塩漬けして、一度加工します。
そこから、隣町、七飯町の特別純米酒「郷宝」や調味液に漬け込みます。
そして1週間ほど低温で熟成、乾燥させれば、たらこのうまみがギュッと濃縮された「タラスミ」が完成するのです。
日本酒の香りと、濃厚なたらこの風味がたまりません。
お酒のおつまみにぴったりです。
観光客のニーズにこたえる新商品が生まれただけでなく、これまでたらことして出荷できなかった素材を有効活用できる!

画期的なこの「タラスミ」。
優れた新技術や新商品を表彰する北海道の「令和4年度北海道新技術・新製品開発賞」でも、食品部門で優秀賞に輝きました。

現在は品薄となっており、次回は来年1月からの販売となるそうです。
「来年まで待てない!今すぐ食べてみたい!」という人は、小ぶりな「プチ タラスミ」は在庫に余裕があるとのこと。
一印高田水産のオンラインショップで購入できます。
http://1zirushi.shop-pro.jp/?pid=168713775

北海道を代表する新たな珍味になるかも!?
注目のタラスミ、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。