人吉市にある国宝・青井阿蘇神社で、子ども達が「茅葺屋根(かやぶきやね)」作りに挑戦しました。
これは、5年前の豪雨災害の復興のため人吉市でボランティア活動を続けている団体が、球磨地方に多く残る茅葺屋根の文化を身近に感じてもらおうと実施したものです。
参加した約100人の親子が職人の手ほどきを受けながら、竹で組まれた高さ3メートルほどの屋根に茅を並べ、「がんぎ」と呼ばれる専用の道具を使って軒や表面の茅の長さを整えていきました。
子ども達が作ったこの茅葺屋根は来月いっぱい、境内に展示されます。
一方で、青井阿蘇神社の社殿群のうち「楼門」「拝殿」「幣殿」の実際の茅葺屋根は。職人の手で来年、葺き替える予定だということです。