関税交渉「最後通告」としつつも余地

実は⽇本への書簡にも、交渉の余地を残す⽂⾔が…

「この関税措置は、両国の関係に応じて、引き上げ、または引き下げの対象となりえる」

これまで関税の発動期限や税率をコロコロ変えてきたトランプ⽒。

市場の反応などによっては、8⽉1⽇の発動期限もまた延期するのでは、との⾒⽅があるのです。

──きょう送った関税の書簡が最後通告?それとも交渉の余地がある?

トランプ大統領(7日)

「まあ最後通告だろう」

──8⽉1⽇の期限は確定している?
「確定と⾔いたいが100%ではない。もし相⼿から“別のやり⽅をしたい”と⾔われたら対応も可能だ」

やはり8⽉1⽇も確定したわけではない様⼦。

関税めぐり「いつもチキンのようにビビってやめる」と皮肉も

関税をめぐり、大々的に打ち出しては尻すぼみとなるトランプ氏を皮肉って今、SNSで拡散されているのが「TACO」と歌う動画の数々。

TACO」とは「Trump Always Chickens Out」の略語で、「トランプはいつもチキンのようにビビってやめる」という意味です。

5月、この「TACO」について問われたトランプ氏は…

── ウォール街では「TACO貿易」と言われています。関税で脅しても“トランプはいつもチキンのようにビビってやめる”という意味ですが?

トランプ大統領(5月28日)

「ビビってやめるだって?初めて聞いた。二度と言うな、むかつく質問だ。今のは最もむかつく質問だった」

結局、曖昧にしていた8月1日の期限についても「TACO」が頭をよぎったのか…

トランプ大統領(7月8日)
「変更したわけではない。8月1日から全ての国は新たな関税を支払わなければならない」

次の期限まで3週間足らず。日本政府はどう向き合うのでしょうか。