半世紀以上にわたり、原爆被爆者の証言を記録・放送してきたNBC長崎放送が、今年の「放送文化基金賞」を受賞しました。地域に根ざした報道を通じて戦争の記憶を伝えてきた取り組みが高く評価されました。
この賞は、優れた番組や配信コンテンツ、放送文化・技術分野で顕著な業績を上げた個人や団体を毎年表彰するものです。
1952年に「長崎平和放送」として開局したNBCは、1968年以降、1000人を超える被爆者の証言を収録・放送し続けてきました。
地域に根ざした報道を通じ、原爆や戦争の記憶を社会に問い続ける姿勢が、今回の受賞理由とされています。
NBC長崎放送では今年も、テレビ・ラジオ放送やインターネット配信、関連イベントを通じて、被爆80年の長崎の記憶を発信しています。