日本産牛肉 中国輸出“再開”へ前進 パンダの貸与も協議

大阪関西万博で行われた「中国ナショナルデー」の式典。この場に出席したのが習近平国家主席の側近と言われる何立峰副首相です。
式典の前、何立峰副首相は日中友好議員連盟の会長を務める、自民党の森山裕幹事長と会談。パンダの貸与についても意見交換が行われ、同席者によりますと、中国側からは事務レベルで意思疎通を継続する意向が伝えられたということです。
また、民間レベルでは既に貸与に向けた協議が行われているといいます。

この会談で、もう一つ話し合われたのが、日本産牛肉の中国への輸出再開についてです。
中国は2001年に日本で牛の病気=BSEが発生して以降、日本産牛肉の輸入を停止していますが、中国政府は、輸入再開の前提となる協定を発効しました。

自民党 森山裕幹事長(11日)
「24年ぶりに中国への牛肉の輸出が始まる。そういうことに繋がっていくのだろうと」
森山幹事長は牛肉の輸出再開へ向け、一つの前進を見たと会談の成果を強調しました。