大分県宇佐市に住む70代の男性が、マッチングアプリで知り合った日本人女性を名乗る人物から投資話を持ちかけられ、80万円をだまし取られたことがわかりました。
警察によりますと、今年6月上旬、宇佐市内に住む男性(70代)がマッチングアプリで知り合った、外国生まれの30代の日本人を名乗る女性とLINEでやりとりを重ねる中で、恋愛感情を抱くようになりました。
その後、「お金を貯めて一緒に世界一周旅行に行きたい。私は投資でお金を貯めている」と、暗号資産による投資話を持ちかけられました。そして、取引口座などを開設したあと、暗号資産を購入して指定されたアドレスに送金しました。
すると、相手から「利益が出たから、引き出し方を教える」と言われ、指示されて登録した仮想通貨取引所で操作した結果、男性の口座に2万円が振り込まれました。
儲かると信じた男性は7月9日にかけて複数回にわたり、合わせて約80万円分の暗号資産を送金し、だましとられたものです。
男性が違う用件で警察署を訪れ、警察官との雑談のなかで、LINEでのやり取りを話しました。話の内容を不審に思った警察官が調べて、詐欺の被害にあったことが分かりました。