長崎県が今年4月に実施した小中学生を対象とする県独自の学力調査の結果が公表されました。約3万400人が参加した調査で、小学5年生は国語・算数ともに目標を上回った一方、中学2年の数学と中学3年の英語は目標に届きませんでした。県は、指導改善に向けた教員研修を行う方針です。
学力調査は、県が教育指導や学力向上に向けた対策の充実を図るため毎年行っているものです。今年度は、4月に小中学校468校の小学5年生と中学2・3年生およそ3万400人に対し行いました。
県によりますと、平均正答率は、小学5年生は国語・算数ともに目標値の60%を超えましたが、中学2年生の数学と中学3年生の英語は、目標値を下回りました。
特に、中学2年生の数学では、用語の意味を正しく理解し問題を解く力が、中学3年生の英語では基本的な文法を理解し、正しい語順で表現する力が課題となっています。
県では、来月発表される全国学力調査の結果も踏まえ、教員向けに授業や指導改善に関する研修会を行う予定です。