
トークセッションは、砺波市出身で東京大学東洋文化研究所 特任准教授の河原ノリエさんが代表理事となっている 一般社団法人「アジアがんフォーラム」が開いたものです。
13日は砺波市庄川町にある河原さんの実家を拠点に「地域でがんを生き延びる」をメインテーマに、4グループのセッションが入れ替わりで開かれ、がんに関する医療・社会課題の解決を目指して意見交換しました。



このうち、「がんを生き延びるためには、どんな地域が望ましいのか」をテーマにしたセッション3では、企業の経営者や教員、学識経験者など7人が参加しました。


参加者からは、地域の小学校の授業で「紙芝居を使ったがん教育」を実施し、児童たちが友達や家族の感情の変化をどのように感じることができたのかが、報告されました。
また経営者の視点からは、高齢化が進む地域ではがん患者を医療が支えるだけでなく、地域と企業も加わって、すべての人々に癒やしの時間と空間をもたらす「ヘルスケアツーリズムの視点が重要」といった意見が出ていました。





トークセッションを主催した「アジアがんフォーラム」は、2004年からアジア地域のがん医療に関する長期的な政策提言や国際交流などの活動を続けています。
事務局によりますと今回のトークセッションの配信先は国内外の400か所で、あわせて900人が視聴したということです。




