増加する特殊詐欺の被害を防止するため、広島県警は、県内のJAと協定を締結しました。県警と協力し、情報共有や増加している特殊詐欺などの被害防止に取り組みます。

広島県警と協定を結んだのは、県内に本店を置くJAの6つの組織です。

協定では、特殊詐欺の恐れがある高額出金がJAバンクを通じて行われたり、売買されている不正な口座が見つかったりした場合、JAから広島県警に情報を共有することにしています。

また、JAの窓口で利用者に声かけなどの啓発活動をし、広島県警と協力して特殊詐欺の被害防止にも取り組むということです。

県警によりますと、ことしの特殊詐欺などの被害額は、6月末の時点でおよそ21億4700万円にのぼっており、過去最高を更新する見通しだということです。

広島県警 土肥章裕 生活安全部長
「皆様方と県警と、より深く連携し、被害には歯止めをかけ、より安心安全な町づくりの大きな推進力にしたい」

広島県警が金融機関と協定を結ぶのは今回が4例目です。