去年(2021年)10月、岡山市の認可保育園で遊具の隙間に園児が挟まって亡くなった事故について、再発防止策などを盛り込んだ報告書が岡山市長に提出されました。



大森市長に手渡された報告書は、去年10月に岡山市北区の認可保育園で当時2歳の男の子が遊具のすき間に首が挟まって死亡した事故について、今年3月から4度にわたって開かれた検証会議で取りまとめられたものです。


検証会議は保育園に「その遊具が危険だ」という認識が薄かったことも事故の一因だったと分析しています。

(岡山市児童福祉審議会 児童処遇専門分科会 中島洋子会長)
「遊具に関連するような研修、実例を交えた研修をしっかりしていただきたい」

(大森雅夫岡山市長)
「これから遊具の使い方への対応をよろしくお願いしたいと思います。我々も園と十分連絡をとりながら、その考え方が守れるように指導を徹底してきたいと思います」

岡山市は再発防止のため、保育の補助を行う人の増員などに対する園への補助金制度も活用してほしいと話しています。