岩屋外務大臣は中国の王毅外相と会談し、中国軍機などの動向について深刻な懸念を表明した一方、「両国の意思疎通を深めることが国際社会から期待されている」との考えを述べました。
岩屋外務大臣
「問題があっても意思疎通を強化することで、日中関係を前に進めるというのが両国のあるべき姿だと思います」
ASEAN=東南アジア諸国連合の一連の外相会議に出席するため、マレーシアを訪問している岩屋外務大臣は、中国の王毅外相とおよそ45分にわたり会談しました。
会談の冒頭で、岩屋大臣は「国際情勢が大きく変動していく中で日中両国が意思疎通を深め、それぞれの役割を果たしていくことが、国際社会からも期待をされている」と述べました。
会談では、日本から中国に対し、▼中国機による領空侵犯や、▼中国軍機による自衛隊機への異常接近など、日本周辺の海空域での中国の動向について深刻な懸念を表明し、対応を強く求めたということです。
一方、中国外務省によりますと、王毅外相は今年は「抗日戦争勝利80年」にあたるとして、日本側に「歴史の教訓を深く反省し、平和発展の道を堅持するよう」求めました。また、両国間で「各分野における交流が活発化しており、関係は改善しつつある」との認識を示し、新しい時代に応じた建設的で安定した中日関係の構築に意欲を示しました。
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