約1400人が亡くなった仙台空襲から7月10日で80年です。これにあわせ、仙台で戦争で亡くなった人を悼む慰霊祭が行われ、訪れた人が花を手向けました。

この合同慰霊祭は、第二次世界大戦で亡くなった人を悼むもので、会場の仙台市青葉区のアエルでは、遺族の代表者らが黙とうを捧げ、献花しました。

仙台空襲を体験した女性:
「B29がたくさん飛んでいて、橋の下に隠れてのぞいていた。爆弾がバラバラと(落ちてきた)。これから先もずっと伝えていこうと思う」

また、会場では「次世代への戦争の記憶継承展」と題して、1945年7月10日の仙台空襲によって焼野原になった市内の様子やそこから復興していく町の姿が収められたパネルが展示されました。

訪れた人たちは、戦争の悲惨さを伝えるパネルを見て平和への誓いを新たにしていました。

訪れた人:
「(戦争は)だれにとってもひとつも得はないなと、ひとりでも多くの人が戦争はもういいよねと思ってくれる世の中になってほしい」

仙台市は、ほかにも、戦災復興記念館でのパネル展など仙台空襲の悲惨さや平和の尊さを伝える催しを行っています。