夏の高校野球は5日目の10日からシード校が登場しました。第一試合には春夏連続の甲子園を目指す第1シードの柳ヶ浦が、伝統校の津久見と対戦しました。
試合は序盤から投手戦になりました。両チームのピッチャーはランナーを出すものの要所を締めてピンチをしのぎます。緊迫した試合展開で、得点ボードには0が並びます。
試合が動いたのは、7回表。津久見は1アウトランナー3塁1塁。3番賀来の打球が相手のエラーを誘い、待望の先制点を挙げます。

追う柳ヶ浦はその裏ツーアウトながら3塁のチャンスを作ります。津久見ベンチは1番島袋との勝負を避け申告敬遠で、前の打席併殺打の2番亀安と勝負します。
(柳ヶ浦・亀安歩汰選手)「絶対打ってやるという気持ちしか頭の中にはなかったです」
右中間を破るスリーベースヒットを放ち、2人のランナーが生還。一気に逆転します。
(柳ヶ浦・亀安歩汰選手)「外から来るスライダーをはっていた。真ん中に甘い球がきたので、逆方向に打てて良かったです」

津久見は8回まで毎回ランナーを出すものの、柳ヶ浦の杉本が12個の三振を奪う力投をみせ、2対1で3回戦に進みました。
(柳ヶ浦・杉本羽輝投手)「三振を取るというのは全然考えていなかった。結果として良かったですし、後ろのみんながよく守ってくれたというところでカバーしあって出来たので、良かったと思います」

(津久見・中岡閃仁朗主将)「最後の最後まで自分たちの野球をやろうとベンチで話していて、その中で自分たちの力が足りなかったので悔しいです。良いところも悪いところも出たので、そこをまた1・2年生に来年生かしてほしいと思います」

柳ヶ浦は3回戦で佐伯鶴城と対戦します。